先輩の声

医師

河内 千怜(2022年卒)初期研修医

作業中の医師
作業中の医師

1医局・病院の雰囲気を教えてください。

医局は朝から活気にあふれています。研修医は医局の中にある研修医ルームの中で過ごすことが多いですが、小さな教室のような雰囲気で、一緒に勉強したり、時には楽しくお喋りしたりして楽しく過ごしています。すぐ近くには相談できる上級医がいて心強いです。

病院は職種を越えた関わりが多く、コメディカルの知識や気遣いに支えられながら働いています。
素敵なスタッフに囲まれて、仕事も勉強もとても楽しいです。

2研修医一年目でがんばったこと、学んだことは?

病棟の患者さんにたくさん会いに行くことです。研修医は上級医と比べると受け持ち患者が少なく、患者さん1人に向き合える時間がたくさんあります。病棟に1日に何度も足を運ぶことで病態がどう変化していくのかを学びました。

また、医師一年目は患者さんが何を求めているのか、何を不安に感じているのかを学べた一年でした。それを知ることで治療方針や病状説明に反映させることができるようになりました。

3現在目標にしていることは?

とにかく勉強すること、それを患者さんに還元することです。わたしは初期研修を終えたら循環器内科を専攻します。勉強はたくさん必要ですが、その分患者さんに還元出来たら楽しい分野だなと思っています。

また、病院にかかる患者さんにとって医療は生活の一部であり、そこにも配慮できる医師になれたら素敵だなと思います。
そして何より、私が患者さんに元気を与えられるような存在になりたいです。

4学生の皆さんにメッセージを!

まだ医師2年目ですが、医師はとてもやりがいのある楽しい仕事です。私は中学生の時から医師になりたいと思っていましたが、そのころ思い描いていた医師像の何倍も素敵な世界でした。努力した分だけ自分の成長につながり、患者さんも良くなっていくということを実感できる職場です。

ぜひ、楽しい職場で一緒に働きましょう!

寺島 慶太(2021年卒)内科専攻医

作業中の医師
作業中の医師

1医局・病院の雰囲気を教えてください。

医局は自由な雰囲気が売りです。研修医の部屋では、仕事の話題が半分、何かのたくらみ事がもう半分。だいたいは妄想と未遂で終わりますが中には実現してしまうことも。医師と事務さんの仲がいいのも特徴です。仕事上でも頼りになるのはもちろん、相談にも乗ってくれ、飲み会やジムなど一緒に楽しめる医局には欠かせない存在です。

それは他職種でも同様で、患者さんのこと以外でも相談しやすく、何より居心地良い職場だと感じています。

2育休取得から復帰してどうですか?

研修医にもかかわらず育休取得を歓迎してもらえてうれしかったです。ちょうどローテーション科のつなぎ目にしてもらえたので復帰もスムーズでした。復帰後も事務さんや先輩医師の皆様に息子や自分を気遣う暖かな声をいただきました。

また、患者さんに関してチームでサポートする体制が整ってきており、自分の体調不良だけでなく、子どものことで急な休みも取得しやすくなってきていると感じています。

3仕事と子育ての両立はどうですか?

「妻のおかげ」のひとことです。3年目医師として業務も勉強もどんどん増えており、なかなか両立できているとはいいがたいですが、
家族の時間は大切にするようにしています。

勉強は夜、または職場で集中してやるようにしています。妻に負担が集中しないよう家事は分担しつつ、こまめに相談しています。子育ての中心を妻に頼っていることに申し訳なさとありがたさを感じつつ、集中して仕事に取り組むようにしています。

4現在目標にしていることは?

医師としては大きく二つ、一般内科医としてよくある病気を広く診られる力、そして消化器内科医としての専門性を身に着けることです。

前者については、ただ病気になった人を診るだけではなく、生活や社会にアプローチして病気の予防まで携わりたいです。後者について今は手技や基本を覚えるのがやっとですが、ゆくゆくは癌や難治な疾患を薬で治すエキスパートとしてのスキルを身に着けるのが目標です。

桑原 蓮(2018年卒)消化器内科医

作業中の医師
作業中の医師

1仕事のどんなことにやりがいを感じますか?

救急外来の様な超急性期から緩和ケアの様な慢性期まで、幅広く役割を持つことができるのはこの病院だからできることであり、面白いところです。

また消化器内科医としては、新たな知見や技術を身に付け、それを実際に現場に活かすことができることにやりがいを感じます。専門特化から総合診療、基礎から研究まで、どんな分野、どんな場所でもやるべきことがあるのが医師の醍醐味だと思います。

2どんな人に、医師を目指してもらいたいですか?

前述の通り、医師の活躍の場は幅広く、どんな人でも活躍できる場があります。こういう人が向いているということもなく、医学・医療に興味があるのであれば誰でも医師となり得ると思います。

強いて言えば、この地域や病院で医療をやりたい、こういう人たちに関わりたいという思いがあると
より楽しい医師人生が送れるのではないでしょうか。

3長野中央病院の教育体制について教えてください。

絶対的な指導医や確固たる教育体制がないということが魅力です。毎年若手医師達や研修医達の意見を元に、柔軟に変化してきた歴史があります。長野県内外の他病院をいくつか経験しましたが、医師一人一人に合わせた柔軟な指導体制や教育プロセスが用意できるのはこの病院ならではの特色だと感じています。

やりたいことや目標があれば、それを実現できるように先輩や多職種が連携してサポートしてくれます。私自身も消化器病や消化器内視鏡の専門性を高めつつ、救急医療や訪問診療など幅広く経験させていただきました。

池田 徹(2014年卒)総合診療科医

作業中の医師
作業中の医師

1仕事のどんなことにやりがいを感じますか?

総合診療科で主に在宅医療をやりたいと思っています。おうちで最期を迎えたいと考える患者さんはたくさんいます。そして大変ながらも介護をしているご家族。そんな患者さんやご家族の思いに寄り添い、在宅でお看取りができた時は自分が思う医療が出来たと感じることがあります。

2どんな人に、医師を目指してもらいたいですか?

医師を目指したい、そう思った初心に自信を持ってください。医師になりたいと本気で思っている人になってもらいたいです。医師にはいろいろな役割があり、多様な医師がいます。どんな人でも、医師を目指せます。

3長野中央病院の教育体制について教えてください。

2023年度の新入医師に対しては、患者さんごとに指導医を割り振り、週に1回指導医のみのカンファを行ってきました。指導医が不在の場合でも、残った医師でフォローができるように、そこで指導内容のすりあわせや研修医の状況を共有しています。

4他職種連携で患者さんと向き合う上で心掛けていることはありますか?

心掛けていることは、あまりないです。お互いに気遣うことはなく、自然体で多職種とも関わっています。問い合わせや意見には耳を傾けます。

薬剤師

1仕事のやりがいを教えてください。

チーム医療の一員として、さまざまな職種と関わりながら患者さんの治療にあたれることが病院薬剤師の醍醐味だと思います。
患者さんの抱えるさまざまなつらい症状に対して、各専門職からの視点で議論し、最適な医療につながったときは大きな達成感を感じます。

2スキルアップ・教育・研修体制について教えて下さい。

卒後3年目までは、決められた疾患についてまとめ発表する機会があります。その中で情報収集や、発表方法などについて研鑽を積むことができます。私自身は、専門分野の認定資格を有していることもあり、関連学会に参加したり、演題発表を行う機会がありますが、そういった学術活動についても理解ある環境です。

3なぜ長野中央病院を選びましたか?

無差別平等の理念や、病気を診るだけでなく、人として尊重し関わる病院の姿勢に惹かれたからです。

診療放射線技師

2012年卒

作業中の医師

1仕事のやりがいを教えてください。

検査をしている最中、本来の検査目的と異なる部位に病変を確認し、医師に指示をもらい追加撮影を行った事例がありました。 今まで指摘されていなかった病変だったこともあり、その後精密検査と治療に至りました。
撮影に追われているとなかなか隅までじっくり確認するのが難しいこともありますが、気持ちの引き締まる事例になりました。 患者さんの中には「診察の時には言えなかったけど…」とお話をして下さる方もおり、お気持ちを受け止める内の一人として役立てているのかなと感じる場面もあります。

2職場の雰囲気を教えてください。

私より先輩の方々の人数の方が多いこともあり、困ったりわからなかったりすることや不安なことがあればすぐに相談させてもらっています。仕事のまじめな話はもちろん、プライベートなことまで相談できとても心強いです。
後輩の仕事に取り組む姿を見て自分のやり方を顧みることもあり、何かと刺激をもらう毎日です。他職種の方に「放射線科はいつも楽しそうだね」と言われたりすることも◎

3スキルアップ・教育・研修体制について教えて下さい。

自己研鑽としてCTやMRI・マンモグラフィなどモダリティごとの認定資格を取得している技師もいます。また、出張として学会等に参加することも認められており、演題発表や新しい知見を学ぶこともできます。新人の研修は当直業務に関わるモダリティを優先して行っています。その日の研修担当と振り返りをしながら、一年ほどかけて進めます。その後、専門研修としてそれ以外のモダリティに携わることになります。

臨床検査技師

2021年卒

作業中の医師

1仕事のやりがいを教えてください。

私は血液・輸血検査を担当しています。患者さんと直接関わることはあまりありませんが、検査結果で異常を見つけそれを医師に報告することで患者さんの治療に繋がることがやりがいだと感じています。また、輸血検査では手術中の緊急輸血に関わることもあり、素早く確実に検査を行い、患者さんの元へ迅速に血液製剤を届けられたときにもやりがいを感じています。

2職場の雰囲気を教えてください。

困ったこと・わからないことがあったときは相談できる職場です。
私自身まだまだ知識不足な部分もありますが、困った時は相談しながら仕事に取り組んでいます。

3スキルアップ・教育・研修体制について教えてください。

1年目は当直研修から開始され、2週間ごとに半年ほどかけて採血・生理検査・検体検査のそれぞれの部門をローテーションして一人で当直に入れるように研修します。その後、担当する部門が決まり、そこでの専門研修が始まります。
スキルアップは学会や研修会に参加しています。また、認定資格などのより専門的な資格取得を目指している人もいます。

臨床工学技士

2020年卒

作業中の医師

1仕事のやりがいを教えてください。

私は入職時から透析業務に従事しています。透析は週3回4~6時間で毎回太い針を刺して行うため患者さんにとって負担が大きい治療ですが、針を刺すのが痛くなかったと言ってもらえたときや、処置をして感謝されたときにやりがいを感じます。また、シャントエコー検査を担当しており、脱血不良が生じる前にシャントの異常を発見できたときにもやりがいを感じます。透析は実施できていても血管の狭窄が進行している場合があるため、異常を見逃さないよう技術の向上に努めようと思います。

2職場の雰囲気を教えてください。

私が業務を行っている血液浄化療法センターには臨床工学技士、看護師、看護助手が働いています。先輩方は知識が豊富で、手順や患者さんへの対応など分からないことや不安なことがあったときは、些細なことでも気兼ねなく相談できる和やかな雰囲気です。

3スキルアップ・教育・研修体制について教えて下さい。

1、2年目は専属のプリセプターが付き、教育プログラムに沿って業務の習得を目指します。
プリセプターやその他の教育担当スタッフの指導の下、一つ一つの業務を着実に習得することができました。 スキルアップとしては、スタッフ間での勉強会を行ったり、学会や研修会に参加したりして透析に関する知識の向上に努めています。また、専門的な資格取得を目指し取り組んでいます。

管理栄養士

2018年卒

作業中の医師

1仕事のやりがいを教えてください。

患者さんが元気になって退院される事、また食事療法を通じて食生活の改善に繋げられる事です。入院では他職種と連携し食事も治療の一環として、患者さんの状態にあった食事の提供を行います。食べられなかった方が食べられるようになったり、「病院のご飯が楽しみ」「美味しい」というお言葉をいただけた時はとても嬉しく思います。外来ではさまざまな世代・疾患の栄養指導を行っています。食事療法と聞くと食べてはいけない、量を減らさなければならないといったマイナスのイメージを持って来られる方も多くいらっしゃいますが、栄養指導後には「やってみようかな」と前向きに捉えていただいたり、数値が改善し患者さんと喜びを共有できる時はとてもやりがいを感じます。

2なぜ長野中央病院を選びましたか?

急性期病院で働いてみたいと思っていた事と、長野中央病院の「人が人として尊重される医療活動」「患者・利用者に寄り添った無差別平等な医療の提供」という病院理念に特に共感したからです。地元長野で働きたいという思いもあったので、組合員さんをはじめ、特に地域との繋がりが深い病院であるという事が大きな決め手だったと思います。また、栄養科は直営なので栄養指導業務の他に献立作成などの給食管理業務もあり、どちらも携われる事に魅力を感じたからです。

3スキルアップ・教育・研修体制について教えてください。

1年目から栄養指導や給食管理などさまざまな業務に携われる機会があるので多くの症例を経験でき、また学会や外部研修にも参加しやすい体制があるので自分自身のスキルアップに繋げる事ができます。

理学療法士

2022年卒

作業中の医師

1仕事のやりがいを教えてください。

回復期病棟に配属され理学療法士として2年が経過します。患者さんとリハビリを日々行っていく中で、“立てない”“歩けない”“痛い”などさまざまな問題に対して原因を追究し、リハビリプログラムを提供する事が出来るようになってきました。自分が立案したプログラムにより、患者さんの身体に良い変化が現れた時はとても嬉しく自分が成長したと感じられます。また患者さんと一緒に“うまくできた”という「喜び」を共有できる事にとてもやりがいを感じています。

2職場の雰囲気を教えてください。

職場は新人からベテランまでさまざまな世代が在籍しています。熱心な先輩方が多く、臨床での悩みも相談しやすい環境であると思います。リハでのアプローチの仕方も異なり、日々勉強になります。また、当院にはさまざまなサークルがあり、仕事が終わった後やオフの日に、職場の同僚と汗を流して交流が出来ることも楽しみの一つとなっています。コロナで交流会もなかなかできませんでしたが、最近は少しずつ行えるようになり楽しみが増えてきました。

3スキルアップ・教育・研修体制について教えて下さい。

1年目から3年目はプリセプターが付き指導をしてもらえます。学習会も月2、3回程度計画的に行ってもらうため基本的なスキルを身に着けることができると思います。中堅以降でも、キャリアラダーによって経験年数に見合った学習目標を立てて取り組めるようサポートされています。また、県内や全国の連携病院による研修会が定期的に開かれており、法人を超えた他のセラピストと交流や研修も行うことができ、励みになっています。

介護福祉士

2005年卒

作業中の医師

1仕事のやりがいを教えてください。

「ありがとう」感謝の言葉って素敵ですよね。この言葉を患者さんからも、同僚の職員からも言われることが自分のやりがいだと感じます。最近病棟で“レクリエーションを始めました”。レクが好きです。笑って一緒に楽しむ時間は患者さんも職員もハッピーになれます。“笑う門には福来る”。笑う事で免疫力があがるという話もありますので、療養生活が笑顔でいられるように日々励みたいと思います。

2職場の雰囲気を教えてください。

自分の言いたいことを聞いてくれる良い職場です。もちろん聞く側も真摯な態度が大事です。お互いの事を思いやりながら協力してさまざまな困難に立ち向かえればと思います。少なくともそうした事を相談しやすい職場だと感じています。

3なぜ長野中央病院を選びましたか?

充実した研修制度や、自己啓発もしやすく、さらに給料面でも水準以上であり、福利厚生もしっかりと整っているので選びました。法人内の介護職との横のつながりもあるので、ケアワーカーとしてのスキルアップや相談もできます。有意義な時間を送らせていただいています。