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お薬Q&A
知って納得 お薬Q&A
足の水虫がよくなりません。時間がかかると聞きますが本当ですか?
水虫の治療は時間がかかります。完治するためには、薬の塗り方が重要です。
水虫は足の皮膚に白癬菌(はくせんきん)(カビの一種)が寄生することで起きる感染症です。日本人の10人に1人が感染しているといわれています。白癬菌は、高温多湿の環境を好むため、夏場になる人が多いです。冬場は気温が低く空気が乾燥しており、水虫の症状は治まっているように見えますが実は白癬菌は潜んでいるため注意が必要です。足癬菌の治療方法は主に塗り薬です。そのため薬の塗り方が重要になります。
自覚症状がなくても両足の裏、指の間、爪回り、アキレス腱の周囲を中心に隙間なく塗りましょう。片足だけに水虫ができている場合でも両足に塗ることがポイントです。毎日根気よく継続しましょう。塗る量は、軟膏のチューブ1本を7~10日で使い切るイメージで塗りましょう。
水虫は角層に潜んでいます。垢となってはがれるまで1~2か月かかります。きれいになってからも1~2か月は継続して塗りましょう。医師からやめてよいといわれるまで塗り続けることが重要です。薬の塗り方、使い方については、医師、薬剤師に相談しましょう。