病院ではおくすり手帳の情報をさまざまな場面で利用しています。

例えば、緊急に手術や検査が必要な際に、おくすり手帳から血液をサラサラにするお薬を服用中であることがわかると、その種類に応じて必要な対処を行います。また、治療に用いるお薬が、現在服用中のお薬と重複していないか、併用しても問題ないかといった点も確認しています。その他にも、体調不良の原因がお薬の副作用でないかを調べる際に、おくすり手帳の情報が役立つことがあります。

おくすり手帳の情報は非常に重要であり、持参されない場合はかかりつけの医療機関に問い合わせることになりますが、休日や夜間などは対応に時間がかかることがあります。急な体調不良の場合は受診の準備も大変ですが、おくすり手帳はぜひお持ちください。