外科・整形外科・心臓血管外科・眼科の手術を行っています。手術室はハイブリット手術を含め、計5室。手術件数は年間約1300件です。
手術室看護師の業務は大きく2つ
一つは、手術に際して確実な無菌操作を行い、医師との直接的な手術器械のやり取りを行う業務。
もう一つは、周手術期にある患者様への看護や、手術中、医師と器械出しに対する援助を行う業務です。
器械出し業務
その名の通り、手術中、医師に手術器械を手渡すのが仕事です。手術中は、医師が指示する器械を素早く、かつ正確に、安全に手渡すことが要求されます。
看護師は何百種類もある器械の名称・使用方法を全て覚えなければなりません。また、術野全体を清潔に保つことが最も重要な役割でもあります。
外回り業務
手術を円滑に進行させるためには、外回りの役割がとても重要です。
術中は、患者様の観察をしながらも、常に術野を意識し、器械出しや外科医・麻酔科医の要求にこたえなければなりません。
術前訪問を行っています
当院では手術の前日に患者様のお部屋を訪問し、手術に必要な情報収集をしたり、少しでも不安や緊張が軽減できるようお話をしたりする術前訪問を行っています。
前日になると、「手術を受けたくない、このまま死にたい」と言っていた患者様もよく話を聞いてみると、本心はそうじゃなかったり・・・時間が許す限り納得するまでひとりひとりと話をします。そういう患者様が「手術してよかった」と元気に退院していく姿を見たときは、本当にうれしく思います。
手術室ではさまざまな医療スタッフが協働しています。その調整役を担うことも、手術室看護師の大きな役割の一つです。さまざまな役割のスタッフがそれぞれの役割を果たして、はじめてひとつの手術を成功に導くことができるのです。
手術室看護師は、特殊な部分はありますが、患者様に対する気持ちは病棟看護師と変わりありません。とってもやりがいのある仕事です。