ご挨拶

院長挨拶

写真:院長 番場 誉

1979年に長野医療生協が旧厚生会長野中央病院を継承したのが現在の長野中央病院の始まりです。 それから46年、長野市街地の中心に位置し高度急性期から回復期を担う救急病院として発展することができました。長野医療生協のセンター病院として、また医師臨床研修をはじめとした各種の研修病院として若い医療人の育成にも携わる教育的な病院としても地域医療の発展に寄与できていることを大変誇りに感じています。 これは職員の力のみならず、連携して地域医療を支えてくださる行政機関・開業医・近隣病院さま方のご理解ご協力があったからこそできた発展です。
また、私たちを信頼しご利用いただき、感謝のお言葉だけでなく様々なご指摘・提案で私たちを励ましてくださった患者さん、そして出資や運営によって支えてくださった地域の全ての方々のおかげであり、心より感謝を申し上げます。

当院は基本理念として、人が人として尊重される医療活動を通して誰もが住みよいまちづくりに貢献することを掲げています。無差別・平等の医療の実現を目指す目と構えを貫き、差額ベッド料のない病院、無料低額診療を行う病院としての特徴を活かしながら、数々の災害や社会、福祉の状況変化に対して力を尽くしてきた所存ですが、これからさらに高齢化が進む中でますますその意義は強まるものと考えます。しかし、国の施作は医療費削減や社会保障の縮小・変質の方向が続き、そのような国のあり方も含めそれらを良くする運動なくして医療の発展はないとも言えます。そのような課題を乗り越える中で私たちの理念を実現するには、単に医療の実践にとどまらない広範な活動にも力を入れなければならないと、あらためて身の引き締まる思いでおります。

長野医療圏の急性期医療を担い、地域医療を支えていくという使命をひき続き自覚しながら、住民・患者さんのみならず地域の医療機関からも信頼される病院として紹介患者さんへの治療と救急医療を中心とした地域のニーズに沿った運営を心掛け、職員一丸となって努力いたします。
これからも皆さまのご協力・ご厚誼を心よりお願い申し上げます。

長野医療生活協同組合 長野中央病院
院長 番場 誉