子宮頸がん検診を受けましょう

子宮頸がん検診を受けましょう

2024年10月01日

子宮がん検診では、医師の診察の他に、問診、視診、内診、細胞診検査を行います。

細胞診検査の流れは、子宮頸部を専用ブラシで擦って採取された細胞をスライドガラスに塗り、染色をして顕微鏡で観察します。「細胞」は主に核と細胞質からできていますが、がんやがんの一歩手前の状態(前がん病変)になると核が大きくなったり、色が濃く染まったり、本来丸い形をしている核がいびつな形になってしまうことがあります。このような細胞を「異型細胞」と呼びます。細胞診検査では、採取されたすべての細胞を観察し、異型細胞の有無やその程度を段階的に分類して判定しています。

子宮頸がんは初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、定期的に検診を受けることが重要です。しかし、子宮頸がん検診の受診率は先進国が約8割であるのに対して、日本は4割程度と先進国に比べてもまだまだ低いのが現状です。早期発見、治療に繋げるためにもすすんで子宮頸がん検診を受けましょう。