血圧測定のしくみ
2024年05月01日
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁をどのくらいの力で押しているかのことをいいます。そして、心臓が血液を送り出した時の血圧を最高血圧、心臓が広がり、血液をため込む時の血圧を最低血圧といいます。
血圧測定には、水銀血圧計と聴診器を用いて血流の音を聴診器で聞きながら測定する方法(コロトコフ音法)と、自動血圧を用いて血流の振動を感知して測定する方法(オシロメトリック法)があります。血流の音を聴診器で聞く方法は、上腕に巻いた腕帯を空気で加圧して血流を遮断し、徐々に減圧していき、血流が流れトントンと聞こえ始めた時が最高血圧、さらに減圧していき音が聞こえなくなった時が最低血圧となります。自動血圧計は血流の遮断と再開を行う過程は水銀血圧計と同じで、血流から発生する振動を腕帯とチューブが血圧計本体に伝えることにより測定されます。
現在は自動血圧計を用いたオシロメトリック法が、測定誤差も少なる主流になっています。