薬の使用期限

薬の使用期限

2022年02月01日

 「今回処方された花粉症の薬が余ったから来年飲んでも大丈夫ですか?」「昨年もらった薬はいつまで使えますか?」「風邪で薬を処方されたけど、治ったから余った、今回の風邪の時にも使っていいですか?」などの質問はよく聞きます。薬が余ったらどうするか、使用してもよいのかお話しします。

◆薬は飲みきりが原則

 病院で処方する薬(処方箋によって調剤薬局で受け取る薬)は、現在の症状や病気の状態に合わせ、個人用に考えられています。「似たような症状だから飲んでも大丈夫」というわけにはいきません。できるだけ、その時に飲み切ってください。
また、症状が治まったり薬が変更になって、薬が余ることがあります。新しい薬と間違って服用したり、子どもが誤って飲んでしまうと大変危険です。早めの処分をお勧めします。

◆市販薬は使用期限に注意

市販されている薬の保存期間は6か月~3年。外箱に使用期限が記載されています。しかし、この使用期限は未開封のまま、一定範囲の温度で保管した場合に限られています。  一度開封すると、薬が湿気や光の影響を受けやすくなり、変質してしまうことがあります。使用期限以内であっても、開封して半年が過ぎたら使用しないほうが良いでしょう。

薬には湿気・温度・光に弱いものが多いので、保管には十分に気を付けましょう。
迷ったとき、困ったときは、薬剤師に相談してください。