2月1日は『フレイル:2(ふ)、0(れ)、1(い)』の日 ~気をつけたい高齢者の少食と低栄養~
2023年02月01日
高齢になるにつれて、歯や義歯のトラブル、飲んでいる薬の副作用、持病の悪化など、さまざまな要因から食が細くなり体重が減ってきて・・・など思い当たることはありませんか?
個人差はありますが、少食が健康な生活を維持できなくなるほどの低栄養状態を招く可能性があります。食べる量が減りエネルギー不足となり、血や肉をつくる蛋白質不足状態が長く続くとサルコペニア( 筋力低下) に。その結果、要介護状態に進行する危険のあるフレイル( 虚弱) となり、活動量低下の悪循環に陥ってしまいます。
痩せると筋力が落ちて外見だけでなく、「食べる」ための筋肉も落ちてしまうこともあります。そのような状態では、食事の際にむせることが多くなったり、食事の最中に疲れてしまったりして、必要な栄養量がとれなくなってしまいます。
そのような時には、喉越しの良いものを選んだり、3回の食事だけでなく4~5回と小分けに食べるなどし、必要な栄養量の確保を心がけていきましょう。