杖の正しい使い方

杖の正しい使い方

2023年05月01日

杖を買ったけれど、なんとなく使っていませんか? 杖は自分に合った長さと使い方で、痛みが減ったり、歩きやすくなったりします。
 杖の長さは、楽に立った姿勢で手首のしわの位置と、杖の持ち手が同じ高さが自分に合った長さです(写真参照)。
 間違いやすいのは杖の握り方です。持ち手の短い方が前で、長い方を後ろにして、人差し指の間に挟んで持ちます。
 杖を持つ手は、足に痛みがある人は、痛みのある足と反対側の手(痛くない側)で持ちます。痛い側の手で持つと痛い足にさらに体重がかかってしまい、痛みが強くなる可能性があります。足に痛みがないけれど、歩くのが不安定な場合は、持ちやすい方で持ちます。
 杖のつき方は、歩くのを意識してしまうと、手と足が一緒に出てしまいロボットのような歩き方になってしまいます。普段通りに歩いて、腕の振りに合わせて自然につけば杖と足が合ってきます。
 普段使っている杖でも、自分の身体に合っているかチェックしてみて下さい。